
全1話
世界トップクラスの投資銀行の地下18階には、古文書「従業員補充契約書」が保管されている。これに署名した者は絶対的な超能力を得るが、その代償として、署名者以外の者にその秘密をいかなる手段をもってしても明かすことは永久に禁じられる。 若手社員のレオは、偶然にもこの契約書に署名してしまい、「データ視覚化」の能力を手に入れる。しかし、彼はすぐに副社長のザラと人事部長のマーカスとの権力闘争に巻き込まれる。その裏では、会長が「概念消去」の力を行使し、この契約書を利用して数多くの企業を貪り食おうと画策していた。 レオは「世界の記憶から消されること」と「良心を売り渡すこと」の選択を迫られる。最終的に彼は、自身の「存在意義」を犠牲にして全ての超能力を廃止し、何千もの中小企業を救う。しかし、その代償として、誰にも記憶されない忘れ去られた幽霊となってしまう。
代理相続人